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院長コラム

4回目のワクチン接種

梅雨に入りましたが、真夏のような暑い日もあり熱中症の注意喚起がなされています。
最近ではコロナの感染予防対策のため普及しているマスク使用が問題となっています。
2019年12月中国武漢で出現し、2020年に日本で最初に診断された新型コロナ感染症は、変異を繰り返し、感染者数は増減していました。昨年末には感染者が本県においては0の日も経験し収束したかに見えましたが、オミクロン株に置き換わり、1月に入り感染者が激増しました。

その後コロナ感染者は減少傾向がみられ下げ止まりの状態ですが一日1万数千人の新規感染者が出現しており収束したといえる状況にはありません。オミクロン株は上気道細胞への感染が強く、感染力が従来株に比較し強いことが知られていますが重症になる頻度は低く軽症者が多いようです。感染者数が減少する一方、感染性が消失し主な症状は回復したにもかかわらず後遺症とよばれるような症状やあるいは新たな、または、再び出現する症状などに悩む患者もみられています。減少傾向がみられるため我が国においても日常生活や経済社会活動を継続できるよう行動制限の緩和を進めていくという方針が決定されました。

その結果人流が盛んになることが想定され再度感染が拡大することが危惧されています。
このような中コロナワクチン4回目接種が開始されました。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の効果は時間とともに低下するとされていますが、現在3回目が終わっていない人も多いにもかかわらず、4回目の接種が進められています。ワクチンの感染予防効果は短時間しか持続しなったという報告がある一方、重症化予防効果は6週経過しても低下せず維持されていたことや死亡予防効果を示す報告もあり多くの国では4回目接種は対象者を限定して進めています。我が国の新型コロナワクチンの4回目接種の対象は、3回目接種又はそれに相当する接種から5か月以上が経過した下記の人です。

  1. 60歳以上の方
  2. 8歳以上60歳未満で、基礎疾患を有する人、その他新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化リスクが高いと医師が認める方

4回目ワクチン接種についてのイスラエルからの報告では、感染率およびCOVID-19重症化率を低下するのに有効であることを示唆し、医療従事者、高齢者や脆弱な集団に対する接種は推奨されると結論しています。コロナ感染症に罹患すると重症化に加えて、後遺症の出現が大きな問題となっています。症状が長引く場合には日常生活や仕事・学業などに支障をきたすことがあります。これらのコロナ罹患後症状発現にワクチンの効果を認めることが報告されていますが効果の確実性は高くなく、やはり、感染しないことが最も重要であるといわれています。

感染拡大防止の取り組みとして、手洗い、密接・密集・密閉の3密をさけること、換気を行うこと、などがあげられます。また、マスクについては検討されていますが、人と対面するところでは必要と思います。いずれにしても、今後も感染予防対策は継続して実施し罹患しないように心がけましょう。

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