デイケア12月の園芸活動は「お正月の飾りづくり」を行いました。
2021年1月から園芸療法士とともに園芸活動を行うことになり、植物を植える・育てる⇒収穫する⇒活用するという園芸活動をみなさんと一緒に行わせて頂きました。
今月はこの1年の締めくくりにふさわしく、みなさんと育てた植物を使ってリース風のお正月の飾りを作りました。
お正月飾りの材料は・・・
デイケア花壇で育てた千日紅、ユーカリ、藍、綿、風船カズラ、サツマイモのつる、病院敷地内にある南天の葉っぱと、モミジバフウの実です。
これらを組み合わせて作ります!
毎日、一番に席につかれた方には南天とユーカリの枝を切る作業を手伝っていただきました。みなさん快くご協力下さり、「いい香りがするわね~」と笑顔で話されていました✨
南天とユーカリの葉、藍の花を束ねてワイヤーでサツマイモのつるで作ったリースにくくりつけていきます。細かい作業に苦労しながらも一生懸命、ご自身でやり遂げようと奮闘されていました。
つなぎ目を綿で隠した後、好きなように木の実などをボンドでつけていきます♪
2022年は寅年ですが、寅の飾りではなく・・・
4月の種だんごで唯一生き残った風船カズラの種を使ったサルぼぼを飾りに使いました。こちらは回復期リハビリ病棟患者さんからのプレゼントです!
細かな作業に苦労しながらリハビリで動けるようになった手を使って作って下さった方もいらっしゃいました。
色合いにこだわったり、素材にこだわったり、同じ素材を使っても作品はみんな違う!
不思議だな~といつも思います。
ですが・・・
いくつか共通の法則?があることを発見しました!
- 食物は小さく切り、食べやすい大きさにしましょう。
サルぼぼは綿の上に乗せられる率高し・・・!
なんとなく、安定感というか、安心感というか、きんとん雲に乗っているような・・・ - 綿の使い方は他にも・・・
お花みたいな、梅干しのおにぎりのような・・・
紅白の組み合わせはおめでたく、気持ちが高揚しますね! - 素材は金色が好まれる・・・
木の実は普通の自然のままのものもご用意していましたが、断然金色にスプレーしたものが好まれました。ゴージャス!! - そしていつの間にかにぎやかでカラフルに・・・
素材選び、どこに何をつけようか迷いながらいつの間にか・・・!
併設施設にご入居されている方は「お部屋のドアにつけて目印にする。廊下が暗いから、よく目立って見えていいわ」と話されていました。
どれも力作!デイケアのホールが一気に華やぎました~✨
明るく新年が迎えらせそうですね~♪
カラフルなポンポン以外はすべて病院内、デイケア花壇内でとれた植物です!本当に実りの多い1年になりました。
デイケア花壇では藍や綿、花が元気に育ち、デイケアの利用者さんがリハビリの時に水やりや草取りなどのご協力をして下さいました。
花いっぱい、実りいっぱいの花壇はデイケアだけにとどまらず、併設施設の利用者さんや病棟の患者さんの憩いの場にもなりつつあります。庭のお手入れをしているといろんな方から話しかけられることが多くなりました。また、散歩に来られて花を摘まれている方をお見掛けすることも多くなりました。
来年もみなさんとともにたくさんの植物を育て、実りの多い1年となりますように!みなさんが元気にデイケアに来られ、一緒に楽しく過ごせますように!このリースにはそんな願いが込められています✨
1年間ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします!