博愛デイケアでは、
- 病気への理解を深めるための講義(症状、早期発見、対応、予防など)
- 生活の質の維持・向上を目指して自宅で可能な運動(体操やストレッチ)
をご紹介させていただいております。
10月のテーマは『慢性閉塞性肺疾患COPDについて』です
押さえるべき大切なポイント!!
- COPDとは?
- 慢性気管支炎とは?
- 肺気腫とは?
- 気管支喘息とは?
- 呼吸器の解剖(気管支・肺胞)
- COPDスクリーニング
- 症状、増悪とは?
- 早期発見、予防・進行の予防
- 自宅での運動の注意点(下肢の運動の根拠、口すぼめ呼吸)
COPDスクリーニングのための質問票COPD-Q
- 現在、おいくつですか?
・44~49歳(0点)
・50~59歳(1点)
・60~69歳(2点)
・70歳以上(3点) - かぜをひいていないのに、痰がからんでせきをすることがありますか?
・いつも(1点)
・ほとんどいつも(1点)
・ときどき(1点)
・まれに(0点)
・ほとんどない(0点) - 走ったり、重い荷物を運んだりした時、同年代の人と比べて息切れしやすい方ですか?
・はい(1点)
・いいえ(0点) - この1年間で、走ったり、重い物を運んだりした時、ゼイゼイやヒューヒューを感じることがありましたか?
・いつも(2点)
・ほとんどいつも(1点)
・ときどき(0点)
・まれに(0点)
・ほとんどない(0点) - これまで、たばこをどれくらい吸いましたか?
( )に数字を記入し、次の計算をして下さい。
1日の平均喫煙本数( )× 喫煙年数( )=合計( )
・吸わない(0点)
・1~399(1点)
・400~999(2点)
・1000以上(3点)
※総合点が4点以上でCOPDに罹患している可能性がありますので、医療機関の受診し、呼吸機能検査を受けることをお勧めします。
質問コーナー
その一部をご紹介します。
Q:たばこ吸ってないのに肺気腫と言われた知り合いがいたけどなぜですか?
A:肺気腫を含めたCOPDはたばこ煙が主となりますが、たばこ煙の副流煙や大気汚染、アスベストなどの有害物質を長期に吸引することで生じると言われており、非喫煙者に発症することもあります。
Q:慢性と急性の違いは?
A:慢性:数年、急性:数週間と発症までの期間が異なります。
Q:肺気腫は治らないのですか?
A:炎症が長期間継続することで肺胞が破壊されます。一度破壊された肺胞は治らないため、進行や増悪を予防することが大切です。