デイケアでは、利用者さんの「生活の中で実際に使える力」を高めることを主な目的として、ショッピングセンターでの歩行練習を取り入れています。
今回は、理学療法士・介護スタッフが利用者さん一人につき一名超で付き添い、買い物リハビリを実施しました。
バリアフリー環境が整った施設で、安全に歩行練習
訪問したショッピングセンター「キョーエイ沖浜店」は、
・入口近くの優先駐車場
・車いすで利用しやすいエレベーター
・AEDや多目的トイレ
・店内の広い通路幅
など、安全面・動線が整備されており、歩行練習の場として適した環境で、スムーズに実施することができました。
買い物という“生活動作”は、高度なリハビリの場に
店内では次のような点を念頭に歩きました。
・カートを押しながら歩く:体幹・下肢の安定性を高める
・棚から商品を取る: 上肢の可動域・立位バランスの保持
・複数の情報を見ながら移動:認知負荷、注意分配
・30分程度の歩行: 持久力向上
また、利用者さん同士が「どの色が似合う?」「あたたかいのはどっち?」と話し合って商品を選んだり、スタッフと一緒に決済方法(カードやQRコード)の相談をしたりと、社会参加の機会としても有意義な時間となりました。
“外出して選ぶ”楽しさが、意欲につながる
施設内でのリハビリとは異なり、実際の生活に近い環境で身体を動かすことで、
・自分で選ぶ喜び
・人と会話しながら歩く楽しさ
・「家族と買い物に来たみたい」といった安心感
といったポジティブな感情が生まれ、日常生活の中で活動意欲の向上にもつながります。
買い物後は、購入品に保冷材を入れるなどして準備を整え、カフェスペースで一息ついてから帰路につきました。
「生活の中で実際に使える力」を引き出すリハビリを実施
ショッピングセンターの快適な環境に支えられ、今回も安心して歩行リハビリを実施することができました。ご協力いただいた関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
※掲載写真はすべて許可を得て撮影したものです。
デイケアの活動の様子は、Instagram や「デイケア通信」でご紹介しています。
次回もどうぞお楽しみに。
デイケアでは、利用者さん一人ひとりに合ったリハビリテーションを行い、日常生活のなかで“できること”を増やすサポートをしています。また、リハビリテーション・レクリエーション・入浴や食事などを通して、毎日の楽しみと生活の質(QOL)の向上を目指しています。
ご利用にあたっては、ご利用者様のご都合やご希望に応じて、
例)午前半日、午後半日、1~2時間の短時間、
デイケアのご利用については、担当のケアマネジャー、または当施設の職員までお気軽にご相談ください。(対象エリア:徳島市/小松島市は応談)
デイケア(通所リハビリテーション)
TEL 088-669-2166














