博愛デイケアでは、毎月恒例のイベントとして「デイ喫茶」を開催。
季節感を大切にした手づくりのおやつを提供し、五感で楽しめるひとときをお届けしています。
今月のおやつは、ほかほかの「手づくり大判焼き」です。
まずは生地づくりからスタート。水分量を調整しながら丁寧に混ぜ、白あんは一つずつ丸めて準備します。
専用の焼き機で香ばしく焼き上げ、スティックを使ってくるりとひっくり返すのも職人技。実はこの作業、意外と難しいんです。
焼き上がった大判焼きは半分にカットし、艶やかな栗の甘露煮を添えて盛り付け。
香ばしい香りが広がるなか、「特上雁ヶ音」のお茶を淹れて、できたてのおやつが完成しました。
大判焼きを焼き上げる作業の傍ら、お茶の時間がより楽しくなるように、ランチョンマットも手づくり。
藤の花の装飾が施された一角で、アコースティックなBGMを聞きながらのデイ喫茶。
「白あんは何からできているでしょう?」というクイズも登場し、利用者さんとの会話を楽しむ一場面もありました。
続いては、季節を味わう・楽しむ「博愛デイケアキッチン」をご紹介します。
利用者さんと一緒に、旬の赤シソを使って、ジュースを手づくり。蒸し暑いこの時期にぴったりの、さっぱり爽やかな口あたりが大好評。瓶のラベルも手づくりし、完成の喜びを分かち合いました。
こちらは手づくりの梅シロップ。熟した大ぶりの梅を使って、利用者さんと一緒にヘタ取りから作業し、漬け込みました。すでに美味ですが、熟成が進むごとに味わいも深まるので、引き続き、皆で味わう予定です。
梅といえば…そう、梅干しづくりも進行中。ご自宅で梅干しをつくっていたという方も。現在は漬け込み段階で、天気の良い日に、天日干しを予定しています。
博愛デイケアでは、日々の暮らしに彩りを添える「ものづくり」にも力を入れています。
たとえば――
徳島県・大川原高原のアジサイをイメージした壁一面の大作アート。色とりどりの花が咲き誇るような、圧巻の仕上がりです。
きものをリメイクしたオリジナルバッグやお財布も登場。完成までに1週間ほどかけ、世界に一つだけの作品が生まれました。
こちらは、藍と綿の苗。先月まいた種がしっかり育ってきました。今月下旬に植え替え、秋には藍染めやアレンジメントなど、作品用に使う予定です。
「育ててつくる1年」が、少しずつ形になっていきます。
博愛デイケアでは、こうした「小さな特別」を毎月のイベントに込めて、季節の移ろいや手づくりのあたたかさを皆さまにお届けしています。
イベントの様子や作品は、Instagramでも発信中!
よろしければぜひ、ご覧ください。