10月24日(金)・25日(土)の2日間、博愛記念病院デイケア秋の恒例行事「大運動会」を開催しました。
この記事では、初日(24日)の様子をお届けします。
応援合戦と開会式
開会を前に、会場ではすでに各チームの応援合戦が始まり、活気ある雰囲気に包まれていました。
参加者は、ピンク・青・緑・紫の4チームに分かれ、総合得点を競います。
開会式では、選手代表による選手宣誓のあと、各チームの代表者が順に意気込みを述べ、チーム団結を呼びかけました。
準備体操

続いて、理学療法士の指導のもと、準備体操で体をほぐし、いよいよ競技スタートです。
第一種目:玉入れ

座位でも安全に参加できるよう、台車に乗せた紅白のカゴを職員が移動させる方式を採用。利用者さんの前までかごが「動いてくる」という、デイケアならではの工夫を加えた玉入れです。玉を拾って手渡す職員、周囲を見守る職員、かごを前へ進める職員等が連携しながら、転倒や過度な動作を防ぎながらサポートしました。
利用者さんは一人2個の玉を手に、動くカゴを狙って慎重に投げ入れます。
外れた玉を職員が拾って再チャレンジ。制限時間があるためかごは常に移動します。立位可能な方は上から「ダンクシュート」を決めるなど、個々の「できること」に合わせたスタイルで玉入れに参加しました。
第二種目:車いすリレー

フロア全体を使って4コースを設定。各チーム、一人一人が車いすに乗って順番にコースを一周します。
直線ではスピード勝負、小回りではテクニックが光り、利用者さんのいつもとは違った一面が垣間見える、白熱したレースが繰り広げられました。自走できる方、介助が必要な方、人数が足りないチームには職員も助っ人として参戦するなど、優勝に向かって全員が全力を尽くします。デイケアでの日常とは異なり、競技として車いすを走らせるため、徹底した安全管理のもと進行。それぞれのペースでの走りを見せながらも、タイムレースらしいスピード感ある展開となり、応援にも熱がこもりました。
第三種目:風船運び

うちわを使って、風船を前方に送るリレー。一見やさしそうに見えて、思いどおりに動かない風船に大苦戦!軽い運動ながらも上肢の可動域訓練や注意・反応速度の維持につながるプログラムです。
隣同士で声をかけあい、タイミングを合わせているうちに想像以上のスピードで全チームがゴール。あまりの盛り上がりと速さに、会場からのリクエストで2回戦が行われました。
想定外の展開となりましたが、競技中もスタッフが周囲を見守り、転倒や誤動作を防ぐサポートを行っています。
結果発表と表彰式

得点集計の結果、2チームが同点に!
最後は代表者同士のじゃんけん対決で勝負が決まり、青チームが優勝となりました🎉
優勝チームの代表者には金メダル、2位・3位にも銀メダル・銅メダルを授与。また、活躍した個人としてMVP(Most Valuable Player)を選出、メダルを贈りました。それぞれの勝者インタビューでは達成感に満ちた笑顔があふれていました。
副賞として、デイケア中庭で育てたハーブ等を使った手作りブーケを贈呈しています。(メダルもデイケアでの手づくりです)
閉会とカフェタイム
競技後は、互いの健闘を称え合う拍手と笑顔に包まれながら閉会。
ほっと一息、カフェタイムに入りました。
おやつは、博愛記念病院 菓子工房特製のマロンケーキ。秋らしい特別感のある演出です。
今回の運動会は、安全を最優先にしながら転倒リスクの軽減や身体機能に応じた動作設計を行い、職員が随時見守り・支援する形で実施しました。応援する声、手を取り合う姿、笑い声——どの瞬間も社会的交流・意欲の維持にもつながるリハビリ機会です。来年もぜひ、ご参加ください♪
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
デイケアの活動の様子は、Instagram や「デイケア通信」でご紹介しています。ぜひご覧ください。
デイケアでは、利用者さん一人ひとりに合ったリハビリテーションを行い、日常生活のなかで“できること”を増やすサポートをしています。レクリエーション・リハビリテーション・入浴や食事などを通して、毎日の楽しみと生活の質の向上を目指しています。短時間でのご利用も可能です。
対象エリア:徳島市(小松島市は応談)
デイケア(通所リハビリテーション)に関するお問い合わせ先
TEL 088-669-2166(直通)










