こんにちは
博愛記念病院、理学療法士の田中です。
厳しい寒さが続いていますが、みなさんはいかがお過ごしですか?
寒いためお風呂に入る時も辛くなってきました。
当院の浴室では、患者さんの体を冷やさないよう、暖房をつけて対応しています。
当院での入浴は、患者さんの状態に合わせて一般浴(車椅子を使用している方でも入浴可)や機械浴(主に寝たきりの方が対象)を行っています。また、介助の少ない方は個別浴でリハビリスタッフとともに入ったり、入浴する動作に特に問題が無ければ1人で入っていただくことも可能です。
では、今から当院のお風呂をご紹介します。
初めに、一般浴です。
まず、シャワーチェアに移っていただき洗髪・洗体を行います。
その後、専用の椅子に乗り換えて、浴槽に浸かっていただきます。
次に、機械浴の紹介です。
当院では新たに、ミスト浴が導入されました。
ドーム型の機械であり機械内の温度が逃げにくくとても暖かいそうです。お湯に浸かることはできませんが全身に暖かいミストを浴びることで、温浴効果が得られます。
こちらも、患者さんから好評をいただき活躍しています。
気管切開や呼吸器使用、お湯に浸かることに抵抗のある方でも入浴可能です。
もう一つ、機械浴がありこちらはお湯に浸かるタイプです。浴槽台が昇降しお湯に浸かることが出来ます。

最後に、個別浴となります。
こちらは、自宅や居宅系サービス施設への退院を目標にされている方が主に使用しています。
浴槽は一般家庭と同じような造りであり、退院に向けて必要な介護用品の具体案も提示できるかと思います。シャワーチェアや洗面器、バスタオル等は当院でも準備しています。
入浴には、清潔保持はもちろんリラックスや免疫力向上などの効果が期待されます。
また、着替えを行うことでさらに心身のリフレッシュにもなると思います。
リハビリテーションでも、様々な練習を通して着替えや洗体等が行いやすい動作の再獲得、道具の紹介等を行っています。
より良い生活が送れるよう、患者さん、ご家族の方と共に考えていければと思います。
お気軽に、お声がけください。