JOB
「患者さんのそばで寄り添い、日々を支える」
私のいる障害者施設等病棟では、寝たきりの方が多く、主に「排泄のお手伝い(排泄処理)」、「身体の清潔を保つこと(清潔保持)」、「体の向きを変えること(体位変換)」、「食事の介助」といった、日常生活の基本的なサポートが中心です。
看護補助者として看護師の指示で動く場面も少なくありません。
1日の流れとしては、まず、毎朝の清拭(体を拭いて清潔を保つこと)を行います。定時のオムツ交換と体位変換も日課のひとつです。シーツなどのリネン類も、汚れや状態を見ながら適宜交換しています。
食事に関して自立されている(自分で食べられる)方には、セッティングを行い、介助が必要な方には、食事の介助をしています。
そのほかにも、入浴の際のご案内やお手伝い、洗濯物の回収と返却など、さまざまなサポートを行っています。
この職業を志したきっかけ
大学時代に福祉施設を訪れる機会が何度かありました。それぞれの現場の空気を肌で感じるなかで、自分に合っている仕事だと思ったことがきっかけです。
-
服薬の補助も含め、声をかけ、患者さんの表情や反応を見ながら丁寧に進める
-
食事量の増減等をカルテに入力。小さな変化も見逃さず、看護師等やご家族との連携に活かす
-
ほこりが舞わないように、静かに、素早く行われるリネン交換。患者さんに、声をかけながら、負担をかけないよう工夫
-
おむつや清拭用品を乗せたカートを押し、各部屋をまわる。勤務は3交代制。夜勤では、夜が深まるにつれて静けさの中でのケアが続く