JOB
「『話す』『聞く』『食べる』機能の回復支援」
回復期リハビリテーション病棟でのリハビリテーションに携わっています。急性期病院から来られる患者さんには絶食や経鼻胃管で栄養管理されている方が多くいらっしゃいます。いかに早期に経口摂取に移行できるか、多職種と連携し効率のよい経口移行を目指しています。また口からだけでは栄養を満たすことが難しい方、誤嚥のリスクが高い方もその方の希望や残された機能に応じて「口から食べる楽しみを守る」ことも大切な仕事になります。
また、失語症や高次脳機能障害によって意思疎通が困難になっている方に対しての詳細な評価や訓練、コミュニケーションのサポートも我々の大切な仕事です。
外部活動
平成医療福祉グループが運営する平成リハビリテーション専門学校の言語聴覚士学科の専任教員として2021年から2年間在籍していました。現在も非常勤講師として複数の科目を担当させてもらっており、定期的に講義を行っています。
学生からたくさんの刺激や良いエネルギーをもらっています。
この職業を志したきっかけ
家族が難病になり、リハビリ職のお世話になった際にこの職業を知りました。当時は団体職員をしていましたが、手に職をつけたいと思った事、言語聴覚士の職業や養成課程での学習分野に知的な興味を持ったことが決め手となり、転職に踏み出しました。
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内視鏡で食事の飲み込みを確認し嚥下能力を再評価。転院前は経管栄養だった患者さんが適切な評価・訓練により口からの食事を取り戻す事例も多数ある
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嚥下機能の低下が見られる場合、嚥下に関する神経を刺激する機器を装着しながら食事をするリハビリを提案。一口ごとの反応を注意深く確認する
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脳卒中などの影響で言葉を失った患者さんが日常生活の「言葉」を取り戻すために個別プログラムを作成し、リハビリを提供
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言語聴覚士を目指す学生に対し、実体験等を活かした指導を行っている(画像提供:平成リハビリテーション専門学校)