JOB
「特定行為看護師として、迅速かつ質の高い医療ケアで患者さんの療養を支える」
患者さんのバイタルサイン(血圧・体温・呼吸など)の管理やケアに加え、特定行為(9つの特定行為区分およびそれらにかかる16特定行為修了)を担っています。具体的には、床ずれなどで生じた褥瘡の壊死組織の除去などの創傷ケア、気管切開をされている患者さんの気管カニューレの交換、長期の点滴や投薬のためのPICC(末梢留置静脈中心静脈注射用カテーテル)の挿入など、患者さん一人一人に合わせたケアを実施しています。
病棟のチーム医療を担う一人として仲間と協力し合い、患者さんの「今」に寄り添いながら、率先して質の高いケアを迅速に提供し療養を支えるように努めています。
※特定行為看護師とは一定の研修を修了し、医師の指示のもとで特定の医療行為を実施できる看護師。より専門的なケアを迅速に提供することで医療の質の向上に貢献する。全21区分38行為の中から、自身で選択して研修を受けることができる
外部活動
特定行為に携わるようになり、褥瘡に対しての関心が強くなったことから、日本褥瘡学会へ参加しています。
この職業を志したきっかけ
前職は医療とは全く異なる職種でした。不安定な仕事だったため人生設計を見直し、手に職をと考え、看護師の道を志しました。
最初は「採血」など、医療職ならではの業務に対する抵抗が強かったのですが、徐々に充実感に変わっていきました。特定行為看護師研修修了後は医師と対話する機会も増え、理解がさらに深まりました。日々、技術の向上と知識を深めることを意識し、業務に取り組んでいます。
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病棟の主治医による回診。併せて多職種によるカンファレンスを行う
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定期的処置に加え、患者さんの状態に合わせて実施している喀痰吸引(鼻腔内吸引)
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看護師2名でカニューレ挿入など複数の処置を正確・迅速に行い、患者さんの負担軽減に努める
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同僚の男性看護師と顔を合わせ、取材による緊張がほぐれる礒部さん