JOB
「病棟での摂食・嚥下支援や口腔ケアの提供を向上させる」
回復期リハビリテーション病棟で患者さんのケアを行っています。また、摂食・嚥下障害看護認定看護師として嚥下チームに加わり、経口摂取への移行や誤嚥予防、安全な経口摂取継続に必要なコンサルや指導も行っています。「経口摂取をしていないから口腔ケアは必要ない」「全粥を摂取しているから錠剤は粉砕しないと服用できない」といった考えや思い込みも、繰り返し指導することで改善につながりました。
また新たな取り組みとして、転棟後の患者さんの様子を見に他病棟に行くことを始めました。「できていた事・今できている事を再開・継続するには何が必要なのか?」「患者さんの希望は何なのか?」を一緒に考えるようにしています。
この職業を志したきっかけ
もともと憧れていた看護師という夢でしたが一度は遠のいていました。高校卒業後に医療事務をしていましたが、人生の転機に色々な人とのご縁で再度、看護師という職業を目指すことになりました。息子を育てながら35歳で看護学校へ入学し、40歳で看護師免許を取りました。今、入職して10年。気がつけば回復期リハビリテーション病棟に根づいた状態です。
口腔ケアや経口摂取の場に看護師がいない事に疑問をもち始め、個人的に勉強をしていた時に当時の病棟の主治医と言語聴覚士に嚥下チームへのお誘いをいただきました。摂食・嚥下障害看護認定看護師になるための、広島での7カ月に及ぶ研修は大変でしたが、「徳島が恋しい」と帰ってきては病棟に顔を出して皆から元気をもらっていました。私がこの病棟で色々な刺激を受けて認定看護師になったように、24歳になる息子も博愛記念病院での職業体験やリハビリスタッフからの話で刺激を受け、言語聴覚士になりました。親子で、回復期リハビリテーション病棟とのご縁を痛感しています。
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