新型コロナウイルス感染症が5類への位置付け後、初めて全部署を集結した活動を再開する事ができました。コロナ禍となり、院内では感染対策から病棟間の移動も制限されたことでリハビリテーション部の「繋がり」は各部署内に留まっていました。他病棟との繋がりを構築する機会が少なくなっていましたが、今回の新人発表から全部署を集結した活動が再開され、リハビリテーション部にとっては大きな一歩を踏み出しました。
夏というと花火大会や阿波踊り、高校野球(夏の甲子園)など、定番のイベントが各地で開催されていますが、リハビリテーション部では新人発表が恒例行事となっています。
夏場の時期は新人スタッフが入職してもうすぐ半年を迎える時期でもあり、いわば「上半期の集大成」の時期です。毎年この時期にはリハビリテーション部内で新人さんの症例発表会を開催しています。
入職して自分が診させていただいた患者さんについての考えを先輩スタッフに伝え、アドバイスを貰う機会です。我々スタッフも同じ道を歩んできました。
当院は徳島県下でもスタッフ数が多く、様々な専門知識・技術や資格を有したスタッフが在籍しています。
ここ数年のコロナ禍の中でも新人発表は開催していましたが、各部署内に限局した開催としており、このような恵まれた環境の中で知識や技術、経験を共有する機会が制限されていました。
今回新人スタッフ7名の発表を聴講するために約30名のスタッフが参加し、例年同様の開催場所であるリハビリ室は迫力を感じました。
新人スタッフの堂々と発表している姿や先輩方がアドバイスをしている姿を見ると以前の風景が思い浮かんでくる一方で、改めて見ると当院に在籍しているスタッフの若さも感じました。
ポストコロナ禍を打開する「新しい風」
新人スタッフの発表は年に3回開催され、新人スタッフを中心とした活動がスタッフ間の繋がりを深める機会となっています。入職した新人スタッフがリハビリテーション部に毎年新鮮な「新しい風」を吹かせてくれています。
フレッシュさ溢れる新人スタッフの刺激を受けながら、リハビリテーション部一同で研鑽して参りたいと思います。
博愛記念病院 リハビリテーション部