今年の夏はとっても暑かったですね。
だんだんと秋らしい風を感じる日が増えてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は旬の食材の栄養素と、効率よく栄養が摂れるレシピをご紹介したいと思います。
旬の食材は、味が良いだけでなく栄養成分が豊富でその時期に合わせて私たちの体調を整えてくれる働きがあります。
秋は≪食欲の秋≫と言われるほどおいしい食材が豊富です。
旬の食材をたっぷり食べて、寒暖差の疲れに負けず元気に過ごしましょう。
さつまいも
食物繊維・ビタミンC・ビタミンEが豊富です。ビタミンCは熱に弱い栄養素ですが、さつまいものビタミンCはでんぷんに守られているため比較的熱に強いことがわかっています。また皮には抗酸化作用のあるアントシアニンやがん予防効果のあるポリフェノールが含まれています。皮ごと食べる焼き芋や、皮つきのまま調理したお味噌汁がおすすめです♩
さつまいものお味噌汁
肌寒い朝にぴったりのホクホク甘いさつまいもが主役のお味噌汁です。
納豆と一緒に食べると、納豆の鉄分+さつまいものビタミンCで鉄分吸収の相乗効果あり!朝食で体をあたため、活動的に一日を過ごしましょう。
〈材料〉
・さつまいも 小1本
・油揚げ 1/2枚
・青ねぎ 適量
・だし汁 400ml(水400ml+粉末だし小さじ1)
・味噌 大さじ1.5杯
〈作り方〉
①さつまいもは皮ごと食べやすい大きさに切り、水にさらしておく。油揚げも一口大に切る。
②鍋にだし汁を沸かし、具材を入れて柔らかくなるまで加熱する。
③最後に味噌を溶き入れ、青ねぎをちらして完成。
しめじ
きのこ類の中でも特に、野菜からの摂取が難しいビタミンD、疲労回復に効果的なビタミンB群が豊富です。
まいたけ
免疫機能をアップさせるβ-グルカンが多いです。また、がんや脂質異常症の予防効果でも注目されているビタミンB2はきのこの中でも特に多く含まれています。
きのこたっぷりの炊き込みご飯
どんな料理にも使いやすいきのこ。きのこに多く含まれている食物繊維は、血糖値の上昇を抑えるため、米などの炭水化物との組合わせに適しています。
〈材料〉
・お米 2合
・しめじ 1パック
・まいたけ 1/2パック
・鶏もも肉 1/2枚
・三つ葉 適量
・粉末だし 小さじ1
・酒 大さじ2
・みりん 小さじ2
・うすくちしょうゆ 大さじ1.5
・塩 小さじ1/4
〈作り方〉
①小鍋に水200ccと調味料全てを入れて煮立たせ、しめじとまいたけを加えてしんなりするまで煮る。
②炊飯器に洗ったお米と①の煮汁を入れて、2合の線まで水を加える。
③小さく切った鶏もも肉と①のきのこ類入れて炊飯する。
④炊きあがったら刻んだ三つ葉を混ぜ合わせて完成。
ぜひ作ってみてくださいね♩
博愛記念病院 栄養科