色とりどりの花が咲き誇る季節になりました。
入院生活の中でも患者さんに季節の移ろいを感じていただけるよう、当院には昨年から園芸療法を行うスタッフが常駐していますので、ご紹介します。
園芸療法とは、森林浴やアロマセラピーなどのように、植物や花の「癒やし」の効果によってストレスの緩和を図り、心身の健康回復を図ろうとするものです。
当院では花や野菜を栽培したり、フラワーアレンジメントやリース作りなどをしています。
野菜の栽培では、土づくりから収穫、試食まで、できるだけすべての過程を患者さんに体験していただいています。
高齢の患者さんは、農業や家庭菜園をされてきた方が多くいらっしゃるので、患者さんの知識や経験から学ばせていただくこともたくさんあります。
今はちょうどそら豆の収穫時期で、一緒に収穫して試食もしていただいています。
デイケアでは、ウェルカムプランターと称して、利用者さんと一緒に玄関を花いっぱいにする計画を立てています。
患者さんからは、
「入院当初、体調が悪くてつらかったとき、花や野菜を見たり触れたりしてうれしかった」「園芸活動を通じて友達ができた」
「退院後も園芸療法で覚えたことを趣味として続けているので、日々の楽しみができた」と、とても喜んでいただいております。
これからも園芸療法を通じて、患者さんがほっとできる、楽しい時間が過ごせるように心がけていきますので、楽しみにしててくださいね!