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冬季に多発する温度差で起こるヒートショック

暦の上では立春を迎える2月、とはいえ、まだまだ寒さが厳しい季節です。
寒い日には、温かいお風呂に入るのがリラックスタイムになっている人も多いはず。
ところが、そんな癒しの時間が一歩間違うと、命の危険に。
温度差によって起こるヒートショック対策をし、安全にお風呂を楽しみましょう。

ヒートショックとは…

急激な環境温度の変化によって血圧が上下に大きく変動することがきっかけでおこります。

ヒートショックが起こりやすいのは特に入浴

脱衣所や浴室では室温が極端に低くなり、そこで衣服を脱ぐと、急速に体表面から体温が奪われて血管が収縮し血圧が急激に上がります。その後、温かい湯船に入れば血管が拡張して、血圧が急激に下がります。このような入浴に伴う温度差により、血圧を大きく上下させてしまい、失神、心筋梗塞、脳梗塞が起こったり、その結果として湯船で溺れて命を落としてしまうこともあるのです。

こんな人はとくにご注意を!

  1. 血圧変動が生じやすくなり、体温調節機能が低下しやすくなる65歳以上の高齢者
  2. 高血圧や糖尿病、脂質異常症などの動脈硬化リスクがある人
  3. 肥満や睡眠時無呼吸症候群、不整脈がある人など

ヒートショック予防7か条

  1. 入浴前に脱衣室・浴室を暖かくしておく
  2. 湯船につかる前にシャワーやかけ湯で徐々に体を温める
  3. 船の温度は41℃以下で、長湯を避ける
  4. 入浴前後にはコップ一杯の水分補給をする
  5. 入浴前のアルコールや食後すぐの入浴は控える
  6. 血圧が高いときは入浴を控える
    収縮期血圧180mmHg以上、拡張期血圧110mmHg以上の場合は控えたほうがよいでしょう
  7. 家庭内で見守り体制を作る

また、ヒートショックが起こりやすい人にならないために生活習慣病を予防しましょう。
動脈硬化を防ぐためには健康的な食生活と運動習慣が大切!
まずは+10分体を動かすことを心がけましょう。
例えば10分歩くと、約1000歩になります。無理しない程度に毎日続けましょう。
1日30分以上、少なくとも週3回体を動かしましょう。

大切なのは習慣化し生活の中に取り入れることです。
車ではなく歩いて買い物に行く、なるべく階段を使う、テレビを見ながら運動する、など
日常に取り入れやすい方法を考えてみましょう。

寒い日は家でできる自転車こぎや段差昇降運動などいかがでしょうか?

当院でも有酸素運動や体力回復のためにこのような自転車運動を取りいれています。
ぜひ、ご自宅でも運動時間を取り入れて寒い冬を乗り越えましょう!
また、運動に関して分からないことは、当院リハビリ課へご相談ください!

博愛記念病院 リハビリテーション科

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