1月といえば、お正月。
お正月といえば、「お餅」を食べる機会が増えます。
しかし、その「お餅」で多くの高齢者が窒息事故につながっています。高齢者の「お餅」を含む窒息事故の死亡者は、消費者庁が2018~2019年までの2年間を分析したところ、65歳以上では2018年で363人、2019年で298人、計661人という結果でした。「お餅」による窒息事故が特に正月三が日が多いという結果にもなっています。
せっかくの新年にこのようなことにならないようにするため、飲み込みが弱くなったと感じる方は「お餅」を控えるということも選択肢に入れて頂ければと思います。
「お餅」だけではありませんが、食事をする際には以下の点について注意してみましょう。
- 食物は小さく切り、食べやすい大きさにしましょう。
- しっかり噛んで食べましょう。丸のみするなど、無理に飲み込むことは避けてください。
- 安定した姿勢で食べましょう。
- 食事中は食べることに集中しましょう。
- 高齢者が「お餅」を食べる際は、周りの方も注意を払うようにしてください。
下記写真のように、足がしっかり地面についており、頸部が伸展していないがポイントとなります。
上記のことを意識し、楽しいお正月を過ごしてください。