9月27日に開催された平成医療福祉グループ学会において、当院職員が発表した2演題が優秀演題賞を受賞しました。

当日は、部門別セッション／教育セッション／一般演題発表／研究成果報告セッション／特別講演 など、実臨床に直結する多彩なコンテンツで構成。当院の発表者・座長らも東京会場に出向き、オンライン配信により全国の医療者等がWEB参加しました。
（学会は東京会場とメタバース会場にて開催）

優秀演題賞

区分：診療の質向上とアウトカム改善への挑戦（技術面）
演題：頸髄損傷患者における回復期リハビリテーション病棟退院時のサルコペニア肥満に関連する要因
発表者：福原 康治（理学療法士）

回復期SCI患者の退院前評価において下肢筋肉量と麻痺重症度がサルコペニア肥満の関連因子として示唆され、栄養＋レジスタンス運動を含む二次予防設計の重要性が示されました。

優秀演題賞

区分：医療現場の課題解決と業務改善
演題：褥瘡患者におけるポジショニングの有効性 〜SRソフトビジョンを用いて〜
発表者：矢和田 祐輔（理学療法士）
共同演者：中川 雄斗（理学療法士）、河野 希充代（作業療法士）

体圧可視化ツール（SRソフトビジョン）を用いた除圧ポジショニングにより、局所高圧の低下と圧分散の改善が確認され、個別ポジショニング選定と手順の標準化に有用性が示されました。

詳細はWEB抄録をご覧ください。

研究・人材育成の取り組み

当院は、学会発表、認定/専門資格、大学院進学など、職員のスキルアップを支援。臨床と研究の往復で、質の高いリハビリテーション医療を推進しています。

私たちは、目の前の患者さん・利用者さんのQOL向上に日々取り組み、その過程で得た知見を発信・共有しています。院内外の仕組み、研究活動、外部連携を通じて、日本そして世界の医療・福祉の改善に貢献し、直接関われない多くの人々にも良い影響を届けることを目指します。（「VISION BOOK」より）